いく

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ハウツースクラッチ

※後で校正して手を加えます

自己流・スクラッチの対処法

(I)まえがき
(II)練習
(III)実践

(I)まえがき
beatmaniaIIDXというゲームでIIDXたらしめる要素は何かと言うとスクラッチではないか、と思います。昨今のIIDXプレイヤーの間ではBMS文化が深く根付いているため鍵盤力、特に横に広い物量譜面、が養成されているプレイヤーが多く見受けられます。※1
しかし、BMSで地力を養成するユーザーに多く見受けられる特性として、鍵盤は押せるが、スクラッチが特別に苦手である傾向が見受けられます。BMSの難易度表の性質上、スクラッチ要素より鍵盤譜面、すなわち地力譜面に重点を置く傾向にあります。そのため、どうしても スクラッチ要素が薄めになります。 ※2
そこで、スクラッチが苦手な人に向けて、その苦手を克服するべく自分が取り組んで来た練習を自戒の意味を込め今一度文章化する事でそのノウハウを整理していきたいと思います。(自戒なのか???)
CB稼働時点で☆10皿曲がハードできないくらいボロボロだった自分がRT稼働終了時には☆12皿曲全白レベルにまで到達できたので多分ノウハウはあるはずです(多分)。

※1 BMSをプレーしているユーザーは鍵盤力先行、プレーしていないユーザーは皿先行もしくは今作のプレイヤーレベルで示されるグラフで言うところのオールラウンダーよりかなと思います。
※2 現在主流の難易度表であるSatellite,Stellaは地力上げに直結する譜面=横認識が求められる物量譜面を主たるものとしているので個人差が生じる譜面は少なく感じます。発狂難易度表、overjoyの方が個人差が生まれる譜面が多いですが地力に関係ない譜面や理不尽な譜面も多いので今からやるなら友達にオススメ譜面を教えてもらう方がいいかもしれません
皿難易度は少し触ってみたんですがノマゲ基準なんでたまにドのつくやべーのがいるのでまあ気休め程度でいいと思います。

(II)練習
自分が皿曲を攻略する上で、行ってきたフローチャートは以下のようなものでした。

自分のプレースタイルの癖を見極めると以下の2つの欠点が見受けられました。
❶皿を回してもファストばかり出る
❷回しても思うように反応させられていない
それでは、その欠点を補うためにはどのようにしたら良いのかを考えると、

・皿がファストによっている→テキトーに回しているから早BADハマり等を誘発している→自分の想定よりも遅くスクラッチを回す、余裕を持って回す(正確にノーツを拾うスクラッチ地力の養成)
・皿を反応させられていない→細かくスクラッチを回していたor反応しない範囲でスクラッチを回していた→一ノーツ一ノーツをしっかりと回す(スクラッチの回し方の矯正≒運指矯正に近いもの)

❶は地力の問題、慣れの問題と捉えたので、❷を主たる課題と捉えた上で❶に取り組みます。
その主たる課題である❷を解決するためのフローチャートとして以下のステップを踏みスクラッチ力を養成しようと考えました。

①大きく回す
②引き皿の感覚を掴む
③等間隔で回す
⇒最低限の力、閾値で回せるように(goal)

まずは、①
大きくしっかり回す事で皿の反応を制御して自分のプレイスタイルに合ったスクラッチの感覚を掴むことが第一です。しっかりと回して、この位押せば、この位引けばスクラッチは反応すると自分の感覚を掴みます。
次に、②③
押し皿引き皿の感覚をしっかりと掴みます。押し皿は前に回す動作なので直感的にプレーできますが、前に回すことによる慣性も働くので引き皿は押し皿に比べて直感的なプレーが難しいです。この感覚を掴んだ後に、スクラッチ(等間隔で回すことの意識を持ちます。それで、スクラッチのプレイングに対しての慣れや比べて回し方を習得することで、(goal)である最低限の力、反応する閾値の理解の段階へと進みます。その結果、今まで苦手意識の強かったスクラッチに割いていたプレイ中の意識のリソースを削減し、最低限の力と意識で皿を回せるようになる(=スクラッチ地力の養成)ことが、皿曲攻略の上でのカギであると考えます。

(ii)プレイスタイルについて
皿曲を攻略する上で、私は手首皿の人でも皿曲は小指皿を使うことをおすすめしたいです。手首で皿を拾うとなると皿を回す感覚をどうしてもつかみづらいため、正確なタイミングで回せたのか?とタイミングが掴めなくなります。そうなるとBADハマりを起こしてまた分からなくなってハマって……を繰り返す悪循環になるためです。
逆に手首皿だけでやってます!手首でも皿をしっかり回せます!という方はそのまま手首皿でも良いです。私は小指皿をおすすめしていますが、手首皿オンリーの人には0からの小指皿になるので却って大きな遠回り、ロスとなりえますからね。

では、フローチャートの説明をば。
①大きく回す
旧筐体でよく体験していた事なのですが、自分が皿を回したつもりでも筐体がその信号を認識してくれないケースが多く見受けられました。「俺は皿を回したし、実際にスクラッチ動いたのにどうして反応しないんだよ!!!!!! 」と何度も何度も心の中で叫んでいましたし、実際になんでこの皿が入らないんだろう?と思う経験をした方も多くいらっしゃると思います。
そこで、絶対に皿の信号を筐体に入力させるようにする為にも最初は大きく皿を回した方がいいと思います。特に、回したのに反応してくれないよ〜〜!と困っている方は尚更です。ちょっと触って「なんで皿入らないの???」となるよりはマシです。一つ一つしっかりと大きく回す意識を心がけましょう。
ライトニングモデルでしたら、旧筐体の不安定な信号受信みたいなものは見受けられないと思いますが、それでもスクラッチに自信がなければ一つ一つしっかり回すことの重要性は変わりないのでは?と思います。

②引き皿の感覚
①に繋がる話になりますが、押し皿は大きく回すことで何となく判定は掴めても、引く時の皿の判定がよく分からなくなります。普段のプレイにおいても引き皿をメインにやっていた時期もありますがこれも旧筐体をプレイしていた時には結局分からずじまいでした。
ですが、こちらもしっかりとスクラッチを回すことで次第に判定を掴めるようになります。連皿が来ても「これ何枚かわかんないよ〜〜〜〜〜ゲージ削られる〜〜〜〜〜〜」と焦ってテキトーにただ早く回すのは得策ではありません。

③等間隔で回す
押し引きの感覚が段々と掴めてきたら、必要最低限の力で等間隔に回す練習をします。今までは大きく回してきましたが、今度は逆になるべく最小限の範囲で回すことを意識します。
この最小限の範囲を会得する事で、最高難易度の灼熱シリーズやらplan8にも挑戦できるようになるはずです。

(III)実践
以上に述べたような方針で苦手を潰してきましたが、自分がよく練習曲として使っている曲をリストアップしてみます。

連皿
☆8 spin the disc
☆9 round and round
☆11 花冠 theory Funny Shuffle
☆12 地力表の個人差枠にある曲全般

皿複合
☆7 ワーンリミックス
☆10 WARGAME
☆11 とろぴかる倶楽部

あとは、☆12皿曲のハイパー譜面ですとか、MASS曲全般(H,Aどちらも)をプレイしていました。



あとがき
長々と書きましたが、大事なのはとりあえずやってみて自分の感覚を掴むことです。
鍵盤力も最初は覚束無い状態ですが、次第に脱力して自然にできるようになりましたよね。それと同じような感覚でスクラッチに励むことで個人差の強い譜面の糸口が見えてくるはずでは無いでしょうか。

がんばろう!Overjoyよりは簡単です!
あと皿の判定で悩みたくないならライトニングモデル使いましょう クッッッソ早い連皿がスルスル入るんで快適ですこれ以外でもう出来へん